生野区南部地区のランドスケープからのまちづくり

大阪市生野区南部地区のまちづくりに、ランドスケープデザインの視点から デザイナー・アドバイザー・ファシリテーターなどの立場で参画 するとともに、住民参加によるまちかど広場の計画・設計に従事しました。

■生野に残るオリジナル風景 生野区は、古代の河内湖と上町台地が接する位置にあたり、この地理的特性に沿って旧街道(俊徳道、桑津街道)や村落の立地発展が見られました 。このような土地の履歴は、現在でも東西の坂や傾斜地に点在する緑(榎、楠)、旧街道筋とそれに面する生野神社や舎利尊勝寺等に風景となって現れています。

■風景の価値を高め引き継がれる風景へ(ここまで削除) 基層としての風景は街の 財産として捉えることができ、この価値観は世代を超えて共有でき、 引き継ぐ力をもつことから、風景は単に残すものではなく新たな変化を生む礎になります。

■受け継ぐべき風景は、地域の記憶を重ねながら変化していきます。我が街の価値判断を住み手自らが下す事ができる現代こそ、街の風景をコツコツと時間をかけながら磨き 上げる事ができると考えられます。

本業務では、その具体化のために、地区の基層となるイメージを明らかにし、地域の皆さんとともに新たな変化を空間デザインや地域活動に展開する取り組みを試みました。

作品名
生野区南部地区ワークショップによるまちかど広場計画・設計他
所在地
大阪市生野区
発注
大阪市
計画・設計
(株)現代ランドスケープ
設計期間
1998 年~ 2002 年
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